2008年09月17日
名誉市民第一号
教え子のデザイン学生30名あまりを引き連れ、静岡市高松にあるマッケンジー邸を見学。
アメリカ人のマッケンジー夫妻が住んでいたこの建物は、戦前に建てられた
県内唯一の貴重な建物で、国登録文化財にも指定されている美しい洋館です。
外観はスパニッシュスタイル
夫であるダンカン・J・マッケンジーは、静岡茶の輸出振興に力を尽くした日本茶輸出のパイオニア。
彼がいたからこそ、静岡茶はここまで発展したのですね。
そして、妻のエミリー・M・マッケンジーは、夫亡きあとも邸に残り、私財を投じて社会福祉のために
尽くした。その功績が讃えられて、静岡市の名誉市民第一号に選ばれたという偉大なお方。
建物の中を見ていくと、キッチンには冷蔵庫・オーブンなどの近代的な電気調理器具がずらりと並び、
寝室にはテーブルの高さほどのベッドが。
そして、地下室にボイラーを設置したスチーム暖房の設備・・・
戦前、日本人が掘っ立て小屋に住んでいた時代にですよ。
なんというライフスタイルの差。 もう、アタマがクラクラしてしまいます。
しかし、それにもまして、彼らの功績は素晴らしい!
そう、「人徳がある」とは、まさに彼らのような方たちのことを言うのでしょう。
Posted by すーさん at 23:22│Comments(1)
│デザイン
この記事へのコメント
昨年の夏、娘とマッケンジー邸に行きました。夏休みの宿題で古い洋館のことをレポートにしたいということで、迷いながらなんとか到着しました。ちょっとわかりにくい場所にありますね。途中、年配の女性に尋ねても知なかったし、畑にいた人に聞いてようやくわかりました。
館内にいた男性がていねいに説明してくださって、ご夫妻のひととなりがしみじみわかりました。邸内は、びっくりするくらい設備がととのっていてすばらしく、これからもずっと大切に守ってほしい建物です。娘も感動したようです。娘は今年から高校で建築デザインを学んでいます。
館内にいた男性がていねいに説明してくださって、ご夫妻のひととなりがしみじみわかりました。邸内は、びっくりするくらい設備がととのっていてすばらしく、これからもずっと大切に守ってほしい建物です。娘も感動したようです。娘は今年から高校で建築デザインを学んでいます。
Posted by 小梅 at 2008年09月29日 07:05