2008年01月07日
E.ソットサスの訃報
イタリアデザイン界のカリスマ、エットーレ・ソットサスの訃報を聞き、動転する。
心臓病とインフルエンザを併発し、大晦日の日に90歳で亡くなったとのこと。

1980年代初頭、「メンフィス」というグループを結成し、
従来の機能性や整合性にとらわれていたモダンデザイン哲学を覆す、
強烈なデザインムーブメントを巻き起こし世界中を驚かせ、
そして、その後のデザイン界の流れを大きく変えていったのがE.ソットサス。
90際で亡くなるまでず~っと現役で、そのみずみずしい感性は衰えること
がなかった。
私はミラノにいた頃、エットーレとはちょっとしたご縁をいただいて、
数年前の大晦日のパーティーでは、一緒にカウントダウンし、年越しの乾杯を
かわしたこともあります。まさか、その数年後の大晦日の日に亡くなるとは・・・
上の写真が在りし日のエットーレ。私がカメラを向けると、
すっと、ポーズをとってくれ、それが、又、すごくきまっているのです。
まったく偶然ですが、数日前のこのブログでタイルの写真を掲載しました。
たまたま、家にあったタイルですが、あれが彼のデザインだったのです。
今一度掲載します。

90年間お疲れ様でした。
でも、彼のことだから、きっと天国でもデザインは続けていくのだろうな・・・
Posted by すーさん at 22:13│Comments(0)
│デザイン