2008年05月08日
演出の素晴らしさ
時々、思い出したようにミラノサローネレポートを掲載します。
演出がとてもおもしろかったMorosoの展示です。
会場入り口の展示がまず、印象的。 水のシャワーを展示品の家具に浴びせかけ、
映画「ブレードランナー」或いは、「ブラックレイン」を連想させるような、スモークダークの世界です。
そして、次は布を使ってジャングルを連想させるシーン。
フェルトをカーリングさせたりして、葉っぱらしさを出しています。
カラフルなPVCコードの椅子をデザインしたのは、超売れっ子デザイナー、
パトリシア・ウルキオラ。 この演出も面白い! 実際の椅子に、プロジェクターを
使ってイメージを投影させている、実物と映像の入り混じった見せ方です。
まったく、自由闊達にデザインして見せている、彼らの感性に脱帽です。